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Archive for 12月, 2017

ツァイ・ミンリャン監督、VR映画に初挑戦 ベネチア映画祭で高評価/台湾
12月 24th, 2017 · No Comments · 未分類

ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督が初めてVR(仮想現実)技術を用いて製作した作品「家在蘭若寺」が、イタリアで開催中の「第74 回ベネチア国際映画祭」で、VR作品を対象としたコンペティション部門にノミネートされています。同作は海外の映画評論家から高い評価を得ているのです。ツァイ監督によると、同作品は同映画祭のディレクターを務めたマルコ・ミュラー氏の声掛けを受けて作られたということです。話を聞いて興味を持ったものの、関わってみると頭を悩ませることが多く、すぐに諦めたくなったということです。当初はVRの画質は超現実的で、自身が思い描く美しさが表現できなかったと語るツァイ監督です。後に技術的な問題は克服されたものの、投資者が出資を引き上げるなどのトラブルも発生しました。最後にはスマートフォン大手のHTCの出資を得ることができ、完成にこぎ着けたということです。今後もVR作品を撮影するか尋ねられるとツァイ監督は「資金と創作のスペースを下さい。それから(台湾人俳優の)リー・カンション(李康生)も」と語っていました。

フォードの新VRアプリ、運転中スマホの危険を体験…9割に効果
12月 9th, 2017 · No Comments · 未分類

フォードモーターは10月9日、新たなVR(仮想現実)アプリ、「フォード・リアリティ・チェック」を開発した、と発表しました。このアプリは、スタジオ・ハッピー・フィニッシュと共同開発。若いドライバーの運転中のスマホ操作が、どのような結果を招くか、実際に体験できるというものです。最新の欧州委員会のデータによると、毎年欧州では3600人以上の若者が交通事故で死亡。その3分の2がドライバー。フォード・リアリティ・チェックの狙いは、若いドライバーの安全運転を支援することです。フォード・リアリティ・チェックでは、グーグルのVRソフトウェア、「Daydream」を使用。VRヘッドセットを装着して、運転中の通話やメールなどを体験しました。それにより事故を引き起こし、その重大な結果の責任を問われ、裁判を受けるという内容です。フォードモーターは、「このアプリを使用した人の9割が、運転行動を変えると答えた」とコメントしています。