今回は、正統進化した新定番モデル「Xperia Z2」の進化した中身について見ていきます。まず、ディスプレーは「Xperia Z」や「Xperia Z1」と較べて、サイズが5.2型と少し大型化しただけではなく、IPS方式の液晶パネルを採用したり、“Live Color LED”バックライトを採用したりと、クオリティー的なテコ入れもされているのが目を引きます。ディスプレーの明るさも室内では差がわからないのですが、屋外で使う際には「Xperia Z2」は一段明るかったり、色合いもより濃くしっかりしており鮮やかになっています。そして斜めの角度からディスプレーを見た場合、「Xperia Z」や「Xperia Z1」では傾けるごとにだんだんと画面が白飛びしていくのに対して、「Xperia Z2」はかなり角度を変えて見ても色の変化が少ない、というのもIPSパネルのおかげでしょう。機能面も進化していて、「Xperia Z2」と「Xperia Z2 Tablet」の2台(Android 4.4以降)をそろえてワンタッチするだけで、スマホからタブレットへの「スクリーンミラーリング」ができたりします。こんな少しの画面サイズの差でミラーリングする意味は?などの疑問をもつと、せっかくミラーリングした意味がなくなるのであえて突っ込まない方向でいきます。そして、なんと言っても「Xperia Z2」の大きい進化ポイントのひとつと言えるのが、4K(3840×2160ドット)動画撮影機能です。4K動画を撮れる機器はまだまだ限られているというのに、スマートフォンでそれができてしまう「Xperia Z2」って本当にすごいですよ。