フォードモーターは10月9日、新たなVR(仮想現実)アプリ、「フォード・リアリティ・チェック」を開発した、と発表しました。このアプリは、スタジオ・ハッピー・フィニッシュと共同開発。若いドライバーの運転中のスマホ操作が、どのような結果を招くか、実際に体験できるというものです。最新の欧州委員会のデータによると、毎年欧州では3600人以上の若者が交通事故で死亡。その3分の2がドライバー。フォード・リアリティ・チェックの狙いは、若いドライバーの安全運転を支援することです。フォード・リアリティ・チェックでは、グーグルのVRソフトウェア、「Daydream」を使用。VRヘッドセットを装着して、運転中の通話やメールなどを体験しました。それにより事故を引き起こし、その重大な結果の責任を問われ、裁判を受けるという内容です。フォードモーターは、「このアプリを使用した人の9割が、運転行動を変えると答えた」とコメントしています。