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デュアルSIMのメリット・デメリット
8月 11th, 2023 · No Comments · 未分類

“1台のスマホに2枚にSIMカードを挿入して利用できる機能を「デュアルSIM」と言います。通常スマホ1台につき1枚のSIMカードを挿しこんで使用しますが、デュアルSIMではSIMカードを2枚差し込めるので2つの電話番号、異なるLINEアカウントなどを1台のスマホで使えます。つまり1台で2台持ち同様の使い分けができるのです。ではデュアルSIMにはデメリットはないのでしょうか?ここではデュアルSIMのメリット・デメリットについてまとめてみましょう。
【デュアルSIMのメリット】
デュアルSIMのメリットはたくさんあります。まとめてみましょう。
<1台のスマホで異なる電話番号・データ通信プランの組み合わせが可能>
通常であれば携帯電話会社が用意する電話番号を2つ持つには2台のスマホが必要です。しかしデュアルSIMであれば1台のスマホで異なる電話番号やデータ通信プランを組み合わせることができます。これはデュアルSIM最大のメリットと言えるでしょう。
「05」から始まるIP電話を利用すればデュアルSIMでなくても2つ以上の電話番号を使用することはできますが、IP電話はデータ通信回線を利用する性質上、通話品質が通常の電話回線よりも悪くなる場合があります。そのためデータ通信回線の混雑状況によっては通話が途中で切断されてしまうことも…。さらにIP電話の場合は緊急時の電話が使用できません。
<通話特化型プランとデータ特化型プランの組み合わせもできる>
SIMカードごとに通話とデータで料金プランを分けると、自分の目的にあったリーズナブルな料金プランを組み合わせることができるでしょう。デュアルSIMを使うことで、毎月の携帯電話料金を節約できる可能性があります。
例えば「無料通話プラン」と「無制限のデータ通信プラン」を組み合わせた場合、異なる携帯電話会社で契約して利用することができます。仕事で頻繁に通話を使用する回線と、プライベートでデータ通信をメインに使う回線などと使い分けられるでしょう。
異なる携帯電話会社と契約すれば、なんらかの理由で通信障害が発生した時、もう一方の携帯電話会社の回線があるので安心です。auの大規模な通信障害トラブルが起きるなど、通信障害は突如として発生する場合があります。万が一に備えて複数キャリアの回線をデュアルSIMで利用するのは得策です。
<海外渡航先で入手したSIMカードと既存のSIMカードが併用できる>
海外でスマホを使用する場合、国際ローミングでは通信料金が高額になってしまうケースがあります。そのため海外旅行用のモバイルWi-Fiをレンタルする人が多いでしょう。デュアルSIM対応のスマホの場合、普段利用しているSIMカードの他にもう1枚SIMカードを挿入できるので、スマホ1台のままで過ごすことができますし、SIMカードの入れ替え作業も必要ありません。渡航先で旅行者向けに販売されているプリペイドタイプのSIMカードをSIMカードが入っているトレイの裏側にそのまま挿して利用することもできます。
【デュアルSIMのデメリット】
デュアルSIMにはたくさんのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。デメリットについてまとめてみましょう。
<バッテリー消費が早くなる>
デュアルSIMは通常のSIMカードが1枚の状態と比べて、バッテリー消費が早くなるケースが多いと言われています。原因は様々ですが「セルスタンバイ」と呼ばれる原因が1つ。セルスタンバイとはAndroidスマホに搭載されているAndroidOSに備わっている機能で、受信している電波の状況が悪くなったり、回線が切断されたりした時に、最寄りの基地局の電波を探して再度回線を接続します。
セルスタンバイ状態ではスマホを使用していなくても電波を探して活発に稼働している状態になります。そのため通常時よりもバッテリーを多く消耗してしまうでしょう。スマホ2台持ちがなくなるデュアルSIMですが、バッテリー消費が大きくなる可能性が高いため、外出時にはモバイルバッテリーや充電器を持ち歩いた方が安心でしょう。
<SDカードのスロットが利用できなくなる端末があり、データ保存容量が少なくなる>
スマホの種類によって異なりますが、多くのデュアルSIM対応のスマホではSIMトレイの片側はnanoSIMカード専用、もう片側はnanoSIMカードまたはmicroSDカードを挿入できる構造となっています。省スペース化されたデュアルSIM対応のスマホであれば、2枚のSIMカードを挿入・装着するとmicroSDカードが利用できなくなり、スマホに大量のデータを保存したい時に困ることがあるでしょう。
スマホによってはSIMカードトレイに2つのSIMスロットとは別にSDカードスロットを備えたタイプや、SIMカードトレイとSDカードスロットが異なる場所に設置されているタイプなどもあります。
<スマホと回線の組み合わせによっては利用できない場合がある>
デュアルSIMのスマホに限った話ではありませんが、SIMフリーのスマホは携帯電話会社の組み合わせによっては利用できないケースがあります。スマホには対応している周波数帯(バンド)があり、この周波数帯が携帯電話会社の提供している周波数帯と一致していないとスムーズに通話できない可能性があります。また場所によっては通信がつらがらなくなる場合もあります。利用したい携帯電話会社の提供している周波数帯と、スマホが対応している周波数帯が一致しているかを事前に確認しておくとよいでしょう。”

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