“iPhoneバッテリーの充電残量が少なくなった時に役立つ機能と言えば、「低電力モード」です。低電力モードを使えばiPhoneやiPadの消費電力を抑えることができます。ここでは低電力モードの設定方法や、低電力モードにすると制限される機能についてまとめてみましょう。
【iPhoneの低電力モードの設定方法とは?】
低電力モードのオンとオフの切替は、[設定]から[バッテリー]を選択します。またコントロールセンターから低電力モードの[オン][オフ]を切り替えることも可能です。コントロールセンターに追加するには、[設定]から[コントロールセンター]を選択し、[コントロールをカスタマイズ]から[低電力モード]を選びましょう。
ちなみに低電力モードがオンの間には、ステータスバーのバッテリーアイコンは黄色になります。黄色いバッテリーアイコンとバッテリー残量(%)が表示され、iPhoneやiPadの充電量が80%以上になると、低電力モードは自動的にオフとなる仕組みです。
【iPhoneの低電力モードをオンにすると使えなくなる機能とは?】
低電力モードがオンの状態になると、充電が必要になるまでiPhoneやiPadを使い続けられる時間が長くなる一方で、一部の機能はアップデートしたり処理が終わるまでに時間がかかったりする場合があります。またタスクによっては停電力モードをオフにするか、iPhoneかiPadが80%以上に充電されるまで実行できないものもあるのです。
ここでは低電力モードにすると制限される機能についてまとめてみましょう。
<CPUの速度が40%以下に低下>
CPUの速度が40%以下に減速してしまうので、メールの受信、アプリの通知機能・更新・ダウンロードなどに影響が出るでしょう。
<アプリの自動更新がオフになる>
一部のアプリでは更新の通知が来なくなるなど、アプリの自動更新がオフの状態になります。仕事で使用しているアプリがある場合などは、自動更新がオフになることがあるので注意が必要でしょう。
<アプリの自動ダウンロードがオフになる>
アプリの自動更新がオフになるのと同様に、アプリの自動ダウンロードも低電力モード中はオフになります。
<メールの自動受信の頻度が減少する>
低電力モードをオンにしていると、メールの自動受信が頻繁に行われなくなります。そのためSMSやメッセージ機能を頻繁に利用している場合には、不便に感じるでしょう。その都度、自分で更新をしてメールをチェックするなどして対処することをおすすめします。
<ビジュアルエフェクトが一部制限される>
バッテリーを長持ちさせるためにはiPhoneの画面の明るさを抑えた方がよいと言われています。低電力モードをオンにした場合、明るさのレベルが自動的に低めに調整されるのです。その他、低電力モードが有効になっている最中は自動的にiPhoneのロックがかかる、スリープ状態になるまでの時間が最短の30秒に設定されるなどの調整が行われます。
低電力モードをオンにしている場合、明るさ、動きなどの映像には若干影響がでるので、ゲームアプリを使用する方は注意が必要です。低電力モードをオフにしている場合と比べると、クリアでスムーズな見え方・動きにはならないことがあるでしょう。”